社宅関連コラム

お部屋探しを始める前に知っておきたい!入居までの流れとは?

2021.09.30

いざお部屋探し!まずは何から始めるべき?

お部屋探しとは、正に「部屋を探し、選ぶ」ことです。新生活を始めるにあたって、より快適で便利なお部屋を見つけることはとても重要ですよね。

インターネットや不動産屋で物件情報を検索
いくつかのお部屋を内見
ここにします!

とお部屋を決めるような場面は、特にお部屋探しの代表的なイメージかと思います。
快適な新生活を迎える為には、このお部屋探しの成功が必要不可欠な要素となるのです。

何のために部屋を探している?

ただここで大事なのは、お部屋探しは「快適な新生活を迎えるという目的の為の必要な手順の一つ」であって、「それ自体が目的なのではない」ということ。

故に、まずは目的(どのような部屋に、いつ住み始めたいか)を明確にし、その為にはどのような手順が必要なのかを正しく把握した上で、お部屋探しを始めるべきだと言えるでしょう。

では、必要な手順にはどのようなものがあるでしょうか。

お部屋探し~入居までの全体像

一般的に、ご入居までの流れは以下のようになります。

  1. 希望条件の整理
  2. 情報収集・比較検討
  3. 内見
  4. 申込
  5. 契約書類ドラフトの確認
  6. 契約金の支払い
  7. 契約
  8. 鍵引渡し
  9. 入居!

大まかな流れを把握したところで、それぞれについて検討すべき内容を確認していきましょう!

①希望条件の整理

希望条件場所家賃広さ設備階数向き周辺環境などたくさんの要素がありますが、地域によって家賃相場は変動し、家賃相場の異なる地域で同列に比較検討する事が難しい事を踏まえると、特に具体的に決めておくべきは「場所」です。

路線の人気度・周辺商業施設の充実の程度・急行等停車駅か各駅停車駅か、などによって家賃相場は形成されますが、特に都心部においては多数の路線・駅があり、遠方からのお引越しの場合等には選定が難しいかもしれません。
そのような場合には、職場付近の不動産屋に通勤便や家賃相場について相談してみるのも良いでしょう。

スムーズに決めるコツ!

希望条件は

  • 「必須」なもの
  • そうでないもの

を具体的に分けておく事が良い判断の手助けとなります。

曖昧なまま「内見してから考えよう」などとしてしまうと、結局内見後に迷うことになり、条件を変えて探しなおす事になったり、迷っている間に他で決まってしまったりと時間や労力を無駄にしてしまう事になります。

探す時期にも注意!

さらに、首都圏の賃貸契約においては、申込後契約開始日までの期間はおおよそ2週間~3週間程度を貸主側から指定されることが殆どです。
入居希望の時期から逆算して、探し始めるタイミングが早すぎる・遅すぎるようなことが無いように十分検討しておくべきでしょう。

②情報収集・比較検討

情報収集の方法は主にインターネットの検索不動産業者への問い合わせになります。

どちらを利用する場合も、以下の点に注意しておくべきです。

インターネットの検索

いつでも好きな時に検索できるこの方法はとても便利ですが、スーモやホームズなどに代表される各ポータルサイトは、サイトの運営会社と実際に情報を掲載する業者が違う為に、一部の不誠実な業者による情報の不正確性を排除できないという弱点があります。

「あると言われて来店したのに、店頭で『さっき他で決まってしまいました』と言われ、他の物件を探すことになった…」
「電話でA社からは『募集終了です』と言われたのに、B社からは『募集中ですよ』と言われ、どちらが正しいのかわからない…」
「サイトに掲載されている物件を内見しに行ったら、掲載されている写真と明らかに違う内装だった…」

など、よくあるトラブルは大抵の場合この不正確性が原因であり、十分に注意すべきでしょう。

不動産業者への問い合わせ

問い合わせた先が誠意ある業者であれば、問い合わせ物件に限らず親身に提案を行ってくれる為、安心して任せることができるでしょう。
ただ、前述の一部の不誠実な業者に当たってしまった場合、強引な営業や小さな嘘をつかれる場合もあります。

また、問い合わせた先が貸主との付き合いを重視する業者、いわゆる管理会社である場合、自社物件以外の物件は積極的に仲介しない傾向にあるため、数多くの物件を比較検討したい場合には不向きとなります。

これらを見分けるには豊富な経験や情報が必要であり、お客様の立場から見分ける事は非常に困難であるため、毎回違う業者へ問い合わせすることはハイリスクでしょう。

③内見

気に入った物件があれば内見を行いましょう。
写真で見るだけよりも、実際に自分の目で見ると印象が変わることもあります。

なにより物件の周辺環境を知ることができるのは大きなメリットなので、一度現地に足を運んでみるのがオススメです。

④申込

借りたい物件が決まれば、その物件に申込することになります。
貸主や管理会社によって書式・必要項目・必要書類等が異なりますが、基本的には書類等一式の提出を以ってお部屋の確保となります。

自らの申込が完了する前に他社から申込が入ってしまわないよう、前もって最低限の準備が必要です。

また、契約の前提となる社内規定や各交渉内容を正確に伝え、スムーズな契約の段取りをすることが重要です。

⑤契約書類ドラフトの確認

審査が通過したら、契約書類ドラフト(雛形)の内容を確認、社内規定に沿っているか、不利な条項はないか、誤りがないか等をチェックします。

管理会社や貸主毎に書式や表現方法が異なる為、一定の経験と知識が必要です。

⑥契約金の支払い

請求書をもとに、契約金を指定の口座に振込みます。

原則、少なくとも契約金の支払完了を以って鍵引渡しが可能となる為、契約開始日が近い場合などは請求書を確認した2・3日後には振込しなければならないケースなどが起こり得ます。

社内の決裁に一定時間がかかる場合には、その期間を逆算して契約開始日を設定する等の工夫が必要になります。

⑦契約

法人契約の場合、契約書類は基本的に郵送等で取り交わす事となります。

記名押印が完了した契約書類を提出しないと鍵引渡しがされない場合もある為、そのような場合は十分なスケジュール管理が必要となります。

⑧鍵引渡し

どこで行うのか当日提出すべき書類は何か、入居者の都合はどうか等を調整した上で、鍵の引渡しとなります。

事前に検討すべき内容は多岐に渡る

上記のように、お部屋の選別のみならず契約・ご入居に至るまでのプロセスの中には、事前に検討しておくべき内容が多数あります。

社宅として契約する事を考えると、これらについて法人様・社員様それぞれが十分に理解し、連携することが必要である為、

  • 社内規定の整理・確定
  • 社内担当者様における経験・知識の獲得
  • 社内担当者様と社員様間の情報共有

を十分に行うことが大切です。
とはいえ、経験の少ない状態からそれらを自力で行う事は非常に困難な事かと思います。
必要に応じて、社宅契約を専門に行う社宅代行業者へご相談頂くことも効果的です。

社宅代行業者の利用を検討してみる

定期・不定期問わず継続して複数の賃貸契約を行う場合、社宅代行業者を利用するメリットは大きいかと思います。

  • 地域性や商習慣を反映した合理的な社宅規定の策定
  • 社内担当者様の工数削減
  • イレギュラーを想定した柔軟な対応方法の検討
  • 社員様の社宅利用満足度向上

等は一部ですが、当社では法人様の大小様々な課題に合わせて問題解決のお手伝いが可能です。

まとめ

「お部屋探し」と一言で言っても毎回希望条件や時期が違い、取引相手の個別事情に左右されることも多く、最初から最後までをいつもスムーズに進めるのは意外と難しいものです。

弊社は首都圏で15年以上の不動産取引経験を基に、1件1件のお部屋探しのお手伝いは勿論のこと、社宅代行業者としての各種お手伝いも得意としておりますので、お困りの事やご相談がございましたら是非お気軽にお問い合わせください!

【お問い合わせ】 株式会社プレニーズ https://pleaneeds.biz/